うんこ。
これは子供を笑わせる殺し文句である。どんな場面でも、どんな話の流れでも、この単語を聞いた瞬間に大爆笑。猫にマタタビ。子供にうんこ。子供はうんこが大好きだ。
うんこを棒でつつくだけで、もう笑いが止まらない。
そして、その棒は最強の武器となる。
ホレホレ、ホレホレ、ホレホレホレ。
路上に放置されたうんこにバクチクを刺し、火をつける。
そりゃぁもう、すごいことになる。
うきゃきゃきゃ。
もう笑いが止まらない。
大人になるにつれ、世の裏表を知り、かけひきや打算にまみれていく。そして、うんこに対する、あのキラキラした情熱を失っていく。うんこに対して無関心になってしまった大人ほど、つまらない存在はない。
子供のときのみずみずしい感性を失わないでいたいものだ。
みずみずしい感性の象徴がうんこだ。
人を判断する材料としても、うんこは使える。
純真でけがれを知らなさそうに見える女性でも、うんこに鈍い人は要注意だ。一皮向けば腹黒く、すれまくっている、と思って間違いない。
誠実とは無関係そうな、チャラチャラした男でも、うんこネタが好きな男は、意外と家庭的だったりする。
元気がない彼女を勇気付ける時、「何か楽しい事を話そう。あ、そうだ、うんことか。」と言ってみる。ここで、プッと吹き出す彼女なら、オレとはうまくやれる。「マジメな話をしているのに、何じゃコラーっ。」と怒る人はダメ。
採用試験にも、さりげなく、うんこを取り入れてみてはどうだろう。うんこに反応した者は、クリエイティブな仕事が出来る男になるはずだ。
一つだけ落とし穴がある。大人の嗜好として、こっち系が好きな人がいる。そういう人とだけは係りあいたくないなぁ。
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