うんこ。
2003/03/19

 
 うんこ。

 これは子供を笑わせる殺し文句である。どんな場面でも、どんな話の流れでも、この単語を聞いた瞬間に大爆笑。猫にマタタビ。子供にうんこ。子供はうんこが大好きだ。

 うんこを棒でつつくだけで、もう笑いが止まらない。
 そして、その棒は最強の武器となる。
 ホレホレ、ホレホレ、ホレホレホレ。

 路上に放置されたうんこにバクチクを刺し、火をつける。
 そりゃぁもう、すごいことになる。
 うきゃきゃきゃ。
 もう笑いが止まらない。

 大人になるにつれ、世の裏表を知り、かけひきや打算にまみれていく。そして、うんこに対する、あのキラキラした情熱を失っていく。うんこに対して無関心になってしまった大人ほど、つまらない存在はない。
 子供のときのみずみずしい感性を失わないでいたいものだ。
 みずみずしい感性の象徴がうんこだ。

 人を判断する材料としても、うんこは使える。
 純真でけがれを知らなさそうに見える女性でも、うんこに鈍い人は要注意だ。一皮向けば腹黒く、すれまくっている、と思って間違いない。
 誠実とは無関係そうな、チャラチャラした男でも、うんこネタが好きな男は、意外と家庭的だったりする。

 元気がない彼女を勇気付ける時、「何か楽しい事を話そう。あ、そうだ、うんことか。」と言ってみる。ここで、プッと吹き出す彼女なら、オレとはうまくやれる。「マジメな話をしているのに、何じゃコラーっ。」と怒る人はダメ。

 採用試験にも、さりげなく、うんこを取り入れてみてはどうだろう。うんこに反応した者は、クリエイティブな仕事が出来る男になるはずだ。

 一つだけ落とし穴がある。大人の嗜好として、こっち系が好きな人がいる。そういう人とだけは係りあいたくないなぁ。
 

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